安心近視手術ネットワークの誕生
- 隆司 小島
- 11月11日
- 読了時間: 3分
いつも私のブログをお読みいただき、ありがとうございます。
本日は、長年の活動を経て、私たちが大切にしてきたネットワークが大きく進化する、大変重要なご報告があります。これまで、私は多くの皆様に「安心レーシックネットワーク」として、安全で信頼できるレーシック手術の情報提供と、医師間・クリニック間の連携を進めてまいりました。しかし、近年の眼科医療の進歩は目覚ましく、レーシック(LASIK)に加えて、ICL(眼内コンタクトレンズ)、SMILEといった多様な近視矯正手術が、非常に重要な選択肢として確立されています。
「どの手術が自分に合っているのか?」「本当に安全なのか?」という不安や疑問を持つ患者様が増えている今こそ、手術の種類に関わらず、等しく安心できる情報基盤が必要だと強く感じました。この想いから、「安心レーシックネットワーク」は「安心近視手術ネットワーク」(SMSN - Safety Myopia Surgery Network)として生まれ変わりました。
この新しいネットワークの最大の意義は、活動の対象を近視矯正手術全般に拡大した点にあります。レーシックだけでなく、ICLやSMILEなど、すべての近視矯正手術について、適切な知識と安全基準をネットワーク内で共有し、専門医同士の連携をさらに強化していきます。これにより、各手術に精通した医師たちが密に連携し合い、互いの技術と知識を高め合うことで、患者様一人ひとりに最適な治療を提供できる体制を築いてまいります。また、手術のメリットだけでなく、リスクも含めた、公平で透明性の高い情報を発信し続けることも、このネットワークの重要な役割です。
私は、この新しい「安心近視手術ネットワーク」の立ち上げを通して、患者様が安心して手術を受けられるための羅針盤を提供する活動をさらに強化していく所存です。近視矯正手術は、皆様の人生を変える大きな決断となり得ます。皆様が納得し、安心して手術に臨めるよう、安心近視手術ネットワークをどうぞご活用ください。詳細やネットワーク参加クリニックについては、ぜひ公式サイトをご覧ください。
🚨 過去の教訓と未来の誓い
そして、このネットワークの根幹となる理念の確立には、極めて重要な方にご協力いただきました。当ネットワークの活動を推薦してくださっている、弁護士の梶浦明裕先生です。
梶浦先生は、20年以上にわたり患者様の立場で医療事件に携わり、過去のLASIK集団訴訟では弁護団長という重責を担われた方です。その経験から、先生は医療は決して医療機関の利益優先で行われてはならず、患者様の利益のために行われるべきであると強く主張されています。
かつて近視手術が急速に広がった時代に生じた問題、すなわち「即日手術」や「メリットばかりの不十分な説明」、「患者様の熟慮の機会の不足」といった行為は、手術そのものが危険だったのではなく、「医療機関の利益が患者様の健康に優先された」という構造的な問題が表面化したにすぎません。
先生は、このような行為が、医師の倫理の根幹である「ヒポクラテスの誓い」、すなわち「純粋と神聖をもってわが生涯を貫き、医術を行う」という誓いに背くものではないかと問いかけています。
これからも皆様の「見える」喜びと、安心できる医療の実現のために、尽力してまいります。引き続き、よろしくお願い申し上げます。




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