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多焦点眼内レンズの選定療養への組み入れについて

  • 執筆者の写真: 隆司 小島
    隆司 小島
  • 2020年8月16日
  • 読了時間: 2分

早くアップデートとしなければと思いつつ、時間が経ってしまいました。今年の4月から、これまでは先進医療として行われていた多焦点眼内レンズを用いた白内障手術が選定療養という枠に入りました。患者さん側の立場で、何が大きく変わったかと簡単に言いますと、これまで使えた先進医療対応の生命保険が使えなくなったという点です。

それでは選定医療になってから、何が変わったか具体的に説明していきます。

選定医療が適用されてから、多焦点眼内レンズは保険診療の中に入りましたが、多焦点眼内レンズに関わる部分だけが自費になりました(下図を見てもらうとわかりやすいと思います)。現在、この自費の部分をカバーする民間の保険が無いので、最も新しい3焦点眼内レンズの場合は、1眼の治療に対して25万円〜35万円(レンズの納入価、人件費、検査などによって各医院で異なります)を自費で支払う必要があります。


この選定医療のシステムは、欧米のシステムに似ていて、白内障手術の基本部分は公的保険で、眼鏡の使用を極力減らすために使用する多焦点眼内レンズは付加価値に当たる部分で、その部分は自費でという考え方です。先進医療特約がついた生命保険に加入されていた患者さんにとっては、大きな費用負担になるとは思いますが、限られた保険財政の中で、とてもリーズナブルなシステムだと思います。

白内障治療のところで掲載している下の表もアップデートしましたので、参考にしてください。



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