老眼用ICLを徹底比較!EVO Viva ICL vs 老眼用IPCL
- 3 日前
- 読了時間: 3分
「最近、手元が見づらくなってきた…」「老眼が気になるけど、手術で何とかならないの?」
こんな相談をクリニックに寄せていただくことが、ここ数年でずいぶん増えました。老眼世代の方々が裸眼でより快適に過ごすための選択肢は、以前に比べてかなり広がっています。
今回のYouTube動画では、日本で受けられる老眼用ICL(眼内コンタクトレンズ)の2種類について、それぞれの特徴と違いを詳しく解説しました。
老眼用ICLって何?
ICLはこれまでも近視・遠視・乱視の矯正に使われてきたレンズですが、近年は老眼への対応機能を加えた「老眼用ICL」も登場しています。
現在、日本で選択できるのは以下の2種類です。
EVO Viva ICL(スターサージカル社/アメリカ) 老眼用IPCL(ケアグループ社/インド)
見た目は似ていますが、中身の技術も、得意なことも、かなり異なります。
2つのレンズ、何が違う?
EVO Viva ICL は、レンズのカーブを工夫することで焦点の幅を広げた「焦点深度拡張型」のレンズです。グレア(まぶしさ)やハロー(光の輪)が出づらく、見え方が自然なのが大きな特徴です。ただし、矯正できるのは近視のみで、遠視や乱視には対応していません。老眼の度数も1種類だけです。
老眼用IPCL は、レンズに同心円状の溝(回折格子)が刻まれた「回折型」の多焦点レンズです。遠く・中間・近くの3か所にピントが合い、近視・遠視・乱視すべてに対応。老眼の度数は7段階から選べます。一方で、光がギザギザに当たる分、コントラストが下がったり、ハローが重なって見えることもあります。
老眼鏡が完全に不要になるわけではない
よく聞かれるのが「手術したら老眼鏡はもう要らなくなりますか?」という質問です。
正直にお伝えすると、完全に不要になるかというと、そうとは限りません。EVO Viva ICLの場合、50代前半くらいまでは日常的に不自由を感じにくいことが多いですが、それ以降はスマートフォンや読書など30〜40cmの近距離では老眼鏡が必要になるケースがあります。
老眼用IPCLは焦点が3つあるため手元の見え方は有利ですが、老眼は60歳くらいまで進行するため、手術から数年経つと少しずつ近くが見えづらくなってくることもあります。
どちらのレンズも「老眼鏡の使用頻度を減らす」ことを目的と考えるとイメージしやすいと思います。
どちらを選ぶか
遠視や乱視がある場合は、老眼用IPCLが実質的な選択肢になります。近視のみで、自然な見え方を優先したい方にはEVO Viva ICLが合うケースが多いです。
夜間の運転が多い方は、どちらのレンズも通常のICLよりハローが強く出る傾向があるため、その点は事前にしっかり確認しておくことをお勧めします。
なお、ICLはレンズの入れ替えが理論上は可能ですが、老眼年齢での摘出・再挿入は白内障リスクが上がります。眼鏡のように気軽に変えるものではない、という点も覚えておいていただければと思います。
老眼治療に「完璧な方法」はありません。でも、ライフスタイルや目の状態に合わせて選べる選択肢はずいぶん増えました。気になる方はお気軽にご相談ください。
動画では目玉ちゃんとのやりとりを交えながらさらに詳しく解説していますので、ぜひご覧ください👇


コメント