先週木曜日から土曜日まで、中国の青島(チンタオ)で行われたInternational Crosslinking Expert Meetingに参加してきました。非常に蒸し暑く、少しホテルを出ると汗が噴き出るほどの暑さでした。もちろん、チンタオビールの工場まで行って、美味しい青島ビールも飲んできました!7名ぐらいで注文したら、生ビールのサーバーのような形で出てきました。
さて、なぜ中国かと言いますと、中国で最近角膜クロスリンキングが始まって、非常に注目が集まっているというのが一つの理由です。ドクターの注目もそうですが、角膜クロスリンキングの器械を扱っているメーカーも中国の市場に注目しているという訳です。
中国では、現在レーシックやスマイル、ICLなどの屈折矯正手術が盛ん(すさまじい症例数です)に行われており、このための検査で早期の緑内障が発見される割合が高く、いかに円錐角膜を治療していくかが議論されていました。
私は、このミーティングに招待いただき、カスタム角膜クロスリンキングの早期成績を報告させていただきました。やはり、カスタムクロスリンキングは術後3ヶ月程度で角膜形状の改善が得られており、早期から角膜形状を改善する効果があることを報告させていただきました。私の他に中国、香港、シンガポール、スイス、ギリシャ、ブラジルなど様々な国の招待演者の講演がありました。まだ、中国では角膜クロスリンキングも始まったばかりでしたので、私の講演も非常に興味をもっていただけ、講演の後から他の演者の先生からもいろいろな質問を受けました。