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2019ARVO参加 円錐角膜ラウンドテーブル


このゴールデンウィーク中、日本は10連休と令和が始まり賑やかな状態だったと思いますが、私は例年通りARVOという学会に参加してきました。今回はカナダのバンクーバーで開催されました。気候もとてもよく、シーフードも美味しく学会以外にもいろいろ楽しむことが出来ました!

ARVOは主に眼科基礎研究者のための世界最大の学会です。私は大学で行っているドライアイの研究結果を報告しましたが、その他に最新の円錐角膜研究の結果なども調べてきました。

またKeratoconus Round Tableというものに参加し、各国から参加した円錐角膜研究者が最新トピックスについてディスカッションする機会を得ました。この会はNational Keratoconus Foundation (NKCF)という組織が主導している会で、今回は円錐角膜の原因や目を擦ることの影響、角膜クロスリンキングの方法などが議論されました。日本ではまだ保険適応がされていないことを伝えると、どうして!?と驚かれたのが悲しい現状ですが、将来の展望に期待して頑張っていくしかないと思っています。

最後にNKCFが患者さん向けに出しているパンフレットにLiving with Keratoconusというパンフレットを配布しており、そこに書いてあることが印象的だったので、ここで引用しておきます。日本でも円錐角膜と診断され悲観的になられている患者さんを見かけます。ここに書かれているように、症状を他人に説明したり、見えづらいことを理解してもらうことが困難なこともあります。しかし現在いろいろな治療方法、矯正方法がありますので、円錐角膜の特性を理解して、一生に渡って続く円錐角膜とともにどのように過ごしていくのかという前向きな姿勢が大切と思いました。

Living with Keratoconus (KC)

It is important to understand the nature of KC, and to develop a positive attitude of learning to live with this lifelong condition. The visual distortions that accompany KC are frustrating to live with, and difficult to describe to others, which creates a misunderstanding about the severity of the vision disruptions.

KC is a manageable condition. With diligent eye care, and the help of a team of eyecare professionals, you can maintain a full and active lifestyle.

円錐角膜パンフNKCF


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