今回参加したJSCRS学術総会で行なった講演の1つとして、インストラクションコースで円錐角膜の進行をいかに発見するかという話をしました。
背景として円錐角膜が、角膜クロスリンキング治療で進行予防ができるようになってから、進行をいかに判断して早期から予防治療を行えるかが非常に重要になってきています。
最近は、角膜の形状解析プログラムが進化して、下の写真のようにトレンド解析というのが出来るようになりました。円錐角膜は一般的に、進行すると角膜が突出しカーブがきつくなる、もしくは厚みが薄くなってきます。最近の前眼部OCTであるCASIA2ではこれをグラフにして、年間どの程度変化しているかが、とても簡単に把握する事が可能になりました。