先週金曜日からベルリンで行われたAmerican-European Congress of Ophthalmic Surgery (AECOS)に参加してきました。今回、学会を主催したイギリスの先生が5年前に自分がICLのサイズ決定に関して発表した論文を見つけて、ぜひきて講演してほしいとメールをもらい、その時初めてこの学会の名前を聞いて初めて参加したというわけです。
他の学会と異なり、眼科の器械や眼内レンズの会社のCEOクラスの人も参加し、アメリカとヨーロッパのトップサージャンが集まって最先端のトピックスを議論する学会のようでした。
こじんまりとした学会でしたが、議論が非常に活発で時間がどんどん過ぎていく感じでした。
ICLのサイズ決定に関しては、通常の方法でやっているとどうしても問題になることがあり、大きすぎて眼が重くなる症状が出たり、眩しく感じたり稀に眼圧が上がることもあります。術前に超音波やOCTを使って測定して、計算に基づいて手術することで適切なICLを手術で入れることが出来ることを話しましたが、それが非常に興味を持ってもらえたようでまた来年もこのトピックスでやりたいと盛り上がっていました。もう少し近いところならすぐ行けるんですが。。。
角膜クロスリンキングも、現在上皮剥離する方法やしない方法などいろいろ出てきていますが、どちらがいいかなども含め熱く議論されました。
1日時差をリセットするために、学会前に時間があったので初めてのベルリン観光をしました。壁のミュージアムなど歴史的な資料館にいろいろ行きました。歩き疲れて、KaDeWe(カーデーヴェー)というデパートのレストラン街で一休みしながら、定番のカリーブルストといって、焼いたソーセージにトマトソース、カレーパウダーがかかったものを食べました。ガイドブックでみるものはケチャップがかかっていましたが、こちらのはトマトソースで写真で見るとあまり美味しそうに見えませんが、非常に美味しかったです。もちろんお昼からドイツビールとともに(^^)。