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2018年眼科手術学会総会


本日まで3日間、眼科手術学会総会が行われました。日本列島が寒波に包まれる中、京都で行われました。京都駅では雪が降っていませんでしたが、学会場(宝ヶ池にある国際会議場)に着くと結構雪が降っていて非常に寒かったです。

今回の学会では3つの講演を行いました。

1.「iArmsを用いた眼科手術症例の経験」

iArmSは(株)デンソーが開発した術者をサポートする可動肘台です。術者の震えや疲労感を軽減する国産のロボット技術を使って開発された手術支援システムのひとつで、これまで脳外科領域での使用が殆どでしたが、眼科領域での使用感や今後の課題について報告しました。

下記写真は岐阜赤十字病院にてiArmSを使用して角膜移植を行った際のものです。

iArmSを用いた角膜移植術

2.「スクレラルレンズ」

スクレラルレンズとはボストンレンズなどの強膜レンズのことです。円錐角膜研究会での特別講演で、これまで10年間行ってきた円錐角膜に対するボストンレンズ(現在はPROSEと言います)処方について、ボストンレンズの歴史から始まり具体的な処方方法、処方結果について説明しました。ボストンレンズは、処方が大変であったり、患者さんが慣れるまでに非常に時間がかかる等と眼科医の間でも誤解が非常に多いのが現状です。実際には、殆どの患者さんが1回から2回の練習で問題無く出来るようになります。また患者さんが処方までに必要な来院回数は2回から3回です。今回の講演で、誤解が少しでも解消されるといいなあと願っています。

3.「フェムトセカンドレーザーを用いた屈折矯正手術」

近年の眼科手術の進歩はフェムトセカンドレーザーの進歩が大きく後押ししています。学会最終日の教育セミナーで、フェムトセカンドレーザーを用いた屈折矯正手術について講演しました。講演のメインはフェムトセカンドレーザーのみで行う屈折矯正手術SMILEでした。なぜフェムトセカンドレーザーを用いたSMILEがLASIKよりも高次収差などの点で優れているのか詳しく解説しました。

 
 
 

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