本年1月にアナウンスしました円錐角膜対応のソフトコンタクトレンズですが、名古屋アイクリニックで、多くの患者さんに処方させて頂き、いろいろ分かってきました。
ハードコンタクトレンズに比較すると少し視力は劣りますが、これまでの英国製のケラソフトよりもしっかり視力がでる印象です。円錐角膜だけでなく、角膜移植後や円錐角膜の類縁疾患であるペルーシド角膜辺縁変性、角膜外傷後やヘルペス角膜炎後の角膜不正乱視の方にも使用して良好な視力矯正が得られています。
今のところ処方で問題は起きていませんが、レンズが分厚いので外すのに少し練習が必要です。視能訓練士さんの熱い指導の後、皆さんコツをつかんですぐ出来るようになっています。装用感は、いままで何もコンタクトレンズをされたことが無い方では、少し異物感を感じる場合もありますが、ハードコンタクトレンズが異物感が強く装用できない方では、非常に快適と言われることが多いです。
このように円錐角膜患者さんの視力を快適に維持することが出来るコンタクトレンズと判断しましたので、私の外勤先である岐阜赤十字病院、仙台の佐藤裕也眼科医院でも処方を開始しました。
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