円錐角膜の早期発見へ向けて

円錐角膜は、今や早期に診断されれば、進行予防治療によって、その後ほとんど不自由なく生活をすることが出来ます。このため以前から円錐角膜の早期発見、治療を目指して、学会などの教育セミナーを通して眼科医の先生方向けに啓発活動を進めてきました。しかし、早期の円錐角膜を診断するには、高額な角膜形状解析装置が必要で、その普及率は高くありません。このため、かなり進行して、患者さんが眼鏡で見えづらくなってから専門医の所に紹介されるケースが多いです。

このような状況をなんとか打開したいと思いまして、どこの眼科にも置いてあるオードケラトメータという器械を利用したプログラムを作成し、株式会社ニデックさんの協力を得て、実際の器械に搭載することができるようになりました。オートケラトメータで測定すると円錐角膜の疑いがあると、アラートが出る仕組みです。忙しい外来では非常に役立つんじゃないかと思います。このプログラムを用いると、初期の円錐角膜を8割以上の確率で見つけることが出来ることを以前論文に報告しています。下記のものは、ニデックさんが眼科医向けに作成した資料です。この場を借りて、円錐角膜の早期診断によって、若い患者さんの一生の視機能に大きなインパクトを与えることが出来ることを深く理解頂き、実機への搭載に向けてご尽力頂いた株式会社ニデックの関係者の方々に感謝申し上げます。

まだまだ完璧ではありませんが、このようなプログラムが活用され、少しでも円錐角膜の早期診断が進むことを願っています。


NIDEK-Report_vol38_L
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